抱き米

自分のための生存記録

20191208/演劇レッスン

お昼前に起床。
激しい動きをした覚えはないが、腰上が筋肉痛のようになっている。
もう少し早めに起きるつもりでいたが、前夜の疲労かかなり遅くなってしまった。損した気分。


食パンとプリン、昨夜Barの店主さんから頂いたみかんを食べて午後からのレッスンの宿題をする。レポートと、小道具用のデータ作成。
若干の余裕を持って終えられたので良かった。8割はこのブログからの引用だ。
レッスンの内容がどうしたって苦手な「ラブラブ」であったため、心の防御力を上げるためにしっかりめに顔を作った。
したくないというか、浮足立ったシチュエーションを作り出す自分を俯瞰してしまう。
こういう時は父の日にベタなことしようと似顔絵を描いて、なんのリアクションもなかった日を思い出している。

 

落ちかけたテンションを維持しつつ、教室へ向かう。
レポート諸々の印刷をする為にファミマに寄っていたら到着がぎりぎりになってしまった。今期のレッスンはこの日を入れて残り2回。あと少し。
自分でシチュエーションや背景を考えるのも、悲しい演技をするのも辛い。早く終わってほしい。
ただキャラクターの台詞から調べ物をしたり、背景を考えるというのは、漫画の設定を考えたり、企画文章を作る際にも必要な癖付けだと思う。
進んでやりたいとは思わないが。

 

肩慣らしのコミュニケーションゲームから。
いつもの「わたしあなた」のキャッチボールから、「あなた」だけ言うもの、

発展して「バン!」と言いながら手で作った銃で相手を撃つ撃ち合うもの。
「ほいっ」と言いながら、次の相手へ前習えのように両手を振るもの、さらにこのふたつの同時進行。
「わたしあなた」は皆慣れているので問題なく行えたが、「バン!」と「ほいっ」を同時に行った場合、発信受信どちらかに意識が偏り過ぎていると
手の動きと口から出る言葉がバラバラになったり、相手から投げられていることに気付けなかったりと、ゲーム自体が止まってしまう。

 

「しりとり」「連想ゲーム」は、いつものリズム+その言葉から連想する動き・ポーズを身体で表現する。小さな動作なら然程問題ないのだが、身体を動かしながら言葉を発するというのがむずかしい。

 

相手の様子を見るレペテション。
前回は目を閉じた状態で相手を探ったが、今回は先生が説明される場にペアの子と一緒にいることをイメージした上で行った。
一度目は高層ビルの屋上、鉄骨の先。ヲタク思考が死んでいないのでカイジじゃん。という気持ちが一番強いまま挑んでしまう。
相手の子は半分振り返った状態のまま頭を抱え、鼻から下が見えない状態で見つめ合っていた。


二度目は夕方のオシャンなリゾート。プライベートプール。に、二人きりってめちゃめちゃ気まずくないですか。と思っていたらだんたん物理的距離をとっていた。つま先が上がっていたことに気付いてなくて指摘されて笑う。
ペアは一回目と違う子で、この子は旅行を楽しむようなリラックスした状態だったらしい。現実でもあり得そうで対比がおかしい。

 

ここから私がやりたくなかったレッスンへ。
好きな人、恋人、芸能人、架空の理想の相手、相手は誰でもいいから「ラブラブ」な設定を考え、用意し、それを今居る場所が設定した空間であるという想定で、2分以内に実行する。
例えば、2分後にやってくる恋人の為に、サプライズで作ったご馳走がすぐ食べられるようにセッティングするなど。
これはクリスマスという設定で同期の一人が実際に行ったもの。

 

積極的な子はベッドイン直前という設定でムーディーなベッド環境づくりをしていた。セクシーな下着で。すごい。

私のは、恥ずかしいのでここには書けない。恥ずかしくなくなったら書くかもしれないが今は書けない。
でも女性陣から「真似したい」って言われたり、男性陣からはドキドキしたとか、可愛かった、絶対喜ぶって言われて嬉しかった。レッスン終わったあとも言われた。やったぜ。
問題はこれを実行する気力が無いことなんだけども。直後のレペテションはぼろぼろだった。

設定を考える分には他人事感があってまだ面白かったんだけど準備の段階に入って本当に辛かった。
やってみなきゃわからないということは理解するが、私がこんなことして喜ぶのか、逆に嫌われるのではという疑念がすごい。
ハッピーなシチュエーションとの落差に対するダメージが怖すぎて、シチュエーション自体はちゃんとラブラブだと思うんだけど想像だけで辛い。
こういうことができなかったからこそ、演技の勉強をしているのだろうけども。
サプライズができる人は心が強い人だ。女性陣は皆かわいいので是非真似して頂きたい。

 

唯一の男性同期は違うテーマで「大作」
海外へ飛ぶ、プロサッカー選手の友人を応援するための横断幕と手紙。
この子の作業は手紙を書く、弾幕を広げる、それから、大声で応援していた。空港という設定らしい。最初は色紙に書くつもりだったようだが、より「大作」を、との指示により大弾幕になったそうな。
普段物を作らないタイプの男の子の工作は無骨な感じで慣れてない感が良かった。


照れてる人がいたりハッピーオーラが溢れまくってる人がいたりしたまま今度は辛いシーン練習。実家に帰りたくない弟と、帰ってきてほしい姉の話。

シーン練習は一度のレッスンで、基本的に二度行う。
一度目は前回の復習・アップデートの確認。やってみた後振り返りと先生からの助言や、合間にレペテション的な実験を挟んで二度目。

 

今回は一度目、中盤でテーブルを挟んだ弟がこちら側の隣の席にやってきた。
本人的には帰りたくないことを説得するつもりで動いたらしいが、こちらからしたら受け入れられた(話を聞きに来た)ように感じられて、これはチャンスやなと思った。
二度目に入る前の振り返りでは、何故そんなに弟に帰ってきてほしいのか(弟側には、帰りたくないのか)、帰らないとどうなるのか、ということを聞かれる。

 

私の更新してきた設定は、
一週間後には弟はアメリカへ発つため今ここで説得しなければならない。
父親は昔から家庭を顧みない、亭主関白なタイプであったが、末期がんによって変わった。弟がいない間に家の雰囲気も変わった。父親も弟に会いたがっている。しかしそれを弟は知らない。
弟は父親が死んでも構わないと思っているが、そのあと何年何十年後、父親と和解しなかったことを後悔するだろうと考えている。それでは自分も辛い。
というもの。すべての人の幸せを願った、弟が帰ってきたら全部解決(帰って来なければ最悪の終わり)の良い設定ではなかろうか。自画自賛
それが自分の中にしっかり落とし込めているかどうかは別として。

 

確認の後、自分が一番言いたい言葉だけをただ向かい合って言い合った。
「帰らない」「帰ってきて」
これを繰り返し、相手から感情が伝わってきたと思ったら手を上げる。二人の手が上がったら、そのまま二度目のシーンへ。

 

これまで向かい合って座っていたが、弟がお店に入ってきてすぐ相手の荷物を取り上げて自分が座っていた場所に置き、弟の横に座って説得を始めた。

「帰らない」「帰ってきて」のやりとりの際に、言い方や声のボリュームなど、大きな差はつけていなかったが、ほんの少しだけ声を荒げたら向こうからも少し喧嘩っぽい声で返ってきたので、冷静に話し合うためには感情的になってはいけないなと思った。
しかし、そっぽを向かれたり、手を跳ね除けられたりしてちょっと感情的になってしまう。

 

反省しつつ終了。
けれど、冷静でいたいけど居られない、というのは相手の影響を良く受けているということでは。との意見を頂く。

次回、最後のレッスンに向けて、動きの指示入りの台本をもらった。
場所は喫茶店じゃないし、めちゃめちゃ声荒げてたし、暴力もあった。わおわお。
その動作の確認を軽くしてレッスン終了。

最後に、この日も居た偉い先生から全体と、一人一人にコメントをもらった。
私は、役者としては、自分自身はできていないと感じていても、周りから見るとできていると感じられてしまうような得なタイプらしい。
役者志望ではないというのもあるのか、どニュートラル(褒められている…?)
競合がいないタイプなので役者になったら面白いと思う。とのこと。

 

「競合がいない」という点はビジネス的に大変有利なポイントだと思いありがたく喜ぶ。役者になるならないは置いといて。
褒められた~と役者の友人に話したら「梅子さんと同じタイプのOSの人は演劇やろうと思わないからそりゃ競合もいないでしょう」とのこと。
わからんでもない。私が演劇を始めたのはバグのようなものだ。


終わった後はそのまま残ってインプロワークショップ。
地味ハロウィンつながりで初めましての方がやってきた。全身ピンクで喋りが軽快な、すごくインパクトのある方だった。
私は一緒に即興できなかったけど、また来てみてほしい。

月末の舞台に向けて、いろんなショートゲームをやってみているが全然できない。
最低限、周りに流されない、振り回されない、周りを見失わないように気を付けてはいるつもり。

終了後のミニ飲み会ではこれまで買ったことのない商品、コンビーフを選んでみたら色んなものに合うと大好評で良かった。ちょっとした祭りだった。

 

帰って少し掃除して洗濯機回してシャワって寝た。
時間にゆとりがほしい。