抱き米

自分のための生存記録

20191023/レッスン見学

アラームで起床。割とすっきり目が覚めた気がする。
さくさく着替えて家を出る。最近は適当な格好をしていたが、久々に女子感のある服を着る。

 

いつもよりも更に早めの電車。ラッシュの山の手線っていうのは、乗車の際に足元が見えないんだなあ。とはいえちゃんと両足が地に着いていたし、軽い身動きはとれたので乗車後はそこまで大変では無かった。

お尻に人の手が当たっている感じがしたので半回転して避ける。ということを3度程する。じわりじわりついてくる。で、最終的にお尻の割れ目に落ち着く、というイベントが発生。いやがらせをしてきているのが横に居る人だって検討がついたので肘でぐりぐりしながら距離を取った。
今度遭ったら掃おう。
東京のこういう奴は声を上げられにくいやり方をしてくるのでめちゃめちゃに腹が立つ。やっぱり女っぽい服着るもんじゃないな。あと黒髪に戻したのも間違いだったかもしれない。

 

朝。1時間50分早い出勤。スムージーを飲む。昨日買ったおにぎりを一つ食べる。お昼はおにぎりと、おにぎり2つとからあげのセット。セットのからあげは魚の味がして、たくあんはおいしくなかった。おやつにココア。

 

地味な仕事を黙々し、5分早めに退社。先輩のレッスン見学のために演技の教室へ。
5分早めに行ったのは間に合わないと思ったからなのに、めちゃめちゃ余裕だった。コンビニに寄る余裕があったし、それでも15分弱余った。

 

演技をお客さんに見てもらうという最終レッスン。ちゃんと演出もつけて、小劇場チックな感じ発表会が行われる。30分ほどのシーンをチーム別で2度見た。

 

昭和初期。年の離れた夫婦が新婚旅行で京都へ来ていた。

その二人を昼間、偶然見掛けたという元彼がホテルの部屋に電話をかける。
奥さんは学生時代の友人が電話をかけてきたフリをしながらその対応をする。

元彼は彼女からなるべく離れるために海外へ出つもりで、その前のあいさつ回りに京都に来ていたらしい。
らしいが、二度目の電話で「君に会いたくなってしまう。君も僕がどこかにいると心残りだろう」「決心をした」と拳銃自殺による銃声を聞かせる。

彼女は意気消沈し、旦那さんは気を遣い、嘘をついて外出する。奥さんも先に寝るからと嘘をつく。
旦那さんが外出後、奥さんは元カレの泊まる部屋へ向かう。

先程の銃声は空砲で、男は死んでいなかった。
「本当は嘘なんかつきたくないのに。さっきの電話で、自殺という嘘をつかれたことによって、何が嘘か本当か、分からなくなってしまった。これまでのこともすべて嘘かもしれない」
という奥さん。
自分達が泊まっている部屋に電話をかけ、旦那さんと会話をしているフリをする。
(旦那とラブラブ電話を見せつけるという形で元カレに嘘をつく)

旦那が部屋に帰ってきて、二度目にかけた電話で本当に出る。
「嘘をついて男のところへ来ている。取返しのつかないことをした」「決心をした」と言って受話器を机に置き、
元カレと同じように拳銃を手に、銃口を自分に向ける。
元カレは「弾が入っている」「空砲でも怪我をする」と慌てる。
しかし発砲は元カレに向けて行った。弾は本当に入っていた。

元カレを打ってしまった奥さんは呆然とする。
「お前が嘘をついていたのは知っていた。お前の嘘は見ていて腹が立たない。銃には弾は入っておらず、空砲だった。早く帰ってきなさい」
と電話越しに旦那は言う。

 

というシーン。見るのも難しいシーンだったけど文章にすると何が何やら。
旦那に嘘をついて電話を取り続け、元カレの部屋へ行った嫁。
元カノに嘘の自殺を聞かせた元カレ。
奥さんの嘘をすべて見抜き、敢えて騙され、許す旦那。
三人とも嘘を混ぜて会話を展開させていた。


つい自分を重ねて目頭が熱くなってしまう。
演じるの難しそう。私できるようになるのかな。


終わったあとはレッスン仲間とご飯へ。教室近くの中華屋さん。
上海焼きそばを食べた。味濃い目でビールが欲しくなる味だった。
タピオカ屋さんにも行った事がないというので近くのタピへ梯子。
レッスンの振り返りとか、見た先輩の演技のこととか、遊ぶ約束のこととか話をしながら新宿まで歩いて解散。

 

帰宅し洗濯物を取り込む。洗い物をして、シャワって、軽めに部屋の掃除をした。
笹かまぼこをわさび醤油で食べて寝る。