抱き米

自分のための生存記録

20191109/群馬

友人の遠方取材にカメラマンとして同行するためにいつもより一時間早く起きる予定がいつも通りに起床。


遅刻ではないことと、本人も早起きに失敗していたので問題はなし。
急いで顔を作り、荷物を持って家を出る。
近くのパン屋さんでパンを買った。バナナケーキ的なものと卵入りカレーパン。
変わり種も多く、どれも美味しそうだったのでまた来ようと心に誓う。

 

過去に乗ったことのない電車に乗る。JR宇都宮線東武伊勢崎線東武小泉線
車内では私はひたすらレッスンの課題であるマフラーを編んでいて、友人は寝ていた。
そもそもの具体的な目的地を知らされていなかったので、
乗り換えアプリではざっくり「東京-群馬」で調べていたが、どんどん過ぎ行く駅に不安になり
一旦友人を叩き起こしたら丁度そこが乗り換えの駅だった。良かった。
あと東京-群馬ではたどり着かない場所だった良かった。

 

降りた駅は改札口がなく、駅員さんもインターホンで呼ばなきゃこないところだった。
カードの残高が足りず、チャージのために呼ぶのもまずそのインターホンがどこにあるのかわからずちょっとうろうろ。


無事呼べて、チャージをしたら、レシートをくれた。
ICカードにチャージをするために人を呼び、お金を払ってレシートをもらう、手元にレシートがあるという流れにぐっときた。

 

駅のお手洗いは外にあり、便器の中でカメムシが死んでいた。
手洗い場の自動で止まらない蛇口からはいつからなのか水が出っぱなしだったので止めておいた。

 

群馬は東京より少し寒かった。少しだけ。あと空気が澄んでいる。
しっかりと着込んできたが、歩き出したらすぐに暑くなった。

電車に乗っていた時間は約2時間。目的地は駅からさらに徒歩30分以上かかる。
地元の人なら車やタクシーで移動するのだろう。歩いている人は全くいなかった。

見えるのは古い建物と移動中の車、広い畑と生い茂る木々、でこぼこの歩道。
見慣れない建物や看板を見ては驚いたり笑ったりした。面白いものがたくさんあった。

側溝ふたにでこぼことしたすべり止めのような加工がされているものを見つけて、面白い面白いと下を向いて歩いていたら
車いすに乗ったお爺さんがすぐ目の先にじっとしていて、米粒を点々と落としておいて雀を捕まえる罠みたいだと思った。

 

どこかで焼きまんじゅうが食べられたらと思っていたが、観光地ではないせいかそんなものはなかった。
コンビニと和菓子屋さんと古びたゲームセンターはあったので覗いておいた。
どこからどうやって人が来るのか、お客さんはちらほらと入っていた。

 

取材先については
先方と会話をしているうちに新たな取材のネタが見つかり気持ちが良い。
ご馳走にもなってしまった。おいしかった。

 

帰りも歩いて帰る予定だったが、車で乗せていってくださるということであっという間に駅。ありがたい。

帰りの電車もひたすら編み物。
Bluetoothのミスか、配線抜けか、わざとなのか、乗車前から乗車後まで音楽を大音量でかけている人がいた。

 

ご飯を食べるつもりで途中(埼玉)で降りる。いい感じのお店が周辺になく、
スーパーを覗いてすぐに電車に乗る。

 

帰宅してピザを取り、お腹を満たす。LサイズとMサイズを1枚ずつ。
シャワってまた編み物をして寝る。